オーランド伍長って、ホームレスだったのか…、という衝撃の幕開けをした今回。
戦争によって、使い物にならなくなったトンネルの復旧工事のために、アリス少尉ご一行は、頑張るのであった、という感じの内容だった。
父からの指摘により、食事をしようとしなくなり、ついに倒れてしまうアリス少尉…、可愛すぎる。どんだけ愚直なんだろう。添い寝していた伍長にビンタをするシーンもいいなぁ。
貴族と平民が一緒に頑張れば大丈夫、といった、奇麗事だけで何とかなってしまうんだろうな、と思っていたけれど、そうならなくて驚いた。「昨日のあんたより信用できる」とか、オッサン渋すぎ。
結局、色々あって(閉じ込められたり)、解決して、トンネルの復旧工事をして貰えることになった。一応はハッピーエンド?なんだけど、こういう工事って、また事故とか起きるんだろうな、と思うと鬱になるなぁ。
が、やっぱり、バラライカさんのが一枚上手だったようだ。
双子の片割れに対して、「跪け!」で、足を打ち抜き、斧を投げようとした手を粉砕。
そして、出血多量で死ぬまで、看取る…と。
優しいんだか、残酷なんだか、よく分からないな。
一思いに、脳を打ち抜いてくれた方が楽かもしれないから。
もう一方の片割れは、ラグーン商会で保護され、幸せになるのかと思いきや、逃がし屋に撃たれてしまった。
あのまま、逃げれたとしても「殺し続けて」いくんだろうから、あの時、死ねて良かったといえば、良かったのかもしれないな。更正は不可能みたいだったし。
ロックの最後の台詞と、その後の別EDが、何とも言えない気分にさせてくれたな。
これで双子編は終わりらしい。次回は、偽金関係かな?
映画化から逮捕まで、手広く話題になっていた漫画が、ついに、アニメ化。
しかし、俺は、原作を読んだことがない、未読者。
デスノートとかいって、どうせ、ノートが人を食べる話なんだろ?なんて、感じで、ナメテ見始めたんだけど、視聴後は、感心せざるを得なかった。
まず、作画が綺麗、というか、丁寧だ。大体、アニメ化される、ジャンプ作品なんて、糞みたいな絵になる、なんていうイメージを持っていたんだけど、そんなことは全然なかった。むしろ、「やっぱ、流行りって、凄い力を生むんだな」なんて思ってしまうほど、凄い作画だった。深夜アニメにもかかわらず、3クール放送、というのも、流行りの力だろう。
ノートに、殺したい相手を書き込むことによって、書き込んだ相手が死ぬ。そういった設定は、別に珍しくはない。が、正義のために、なんていう言葉を振りかざして、自分が「害」だと判断した人間を、次々と殺していく主人公がいることによって、この作品は、面白いのだと思う。死んで欲しい人間がいる、という人は多いだろうから、こういった作品がうけるのも、理解できる。
直接、人を殺す手段なんていうのは、色々とある。ナイフで腹を刺したり、毒を飲ませたり、車で轢いたり…。が、そういった手法では、警察に捕まる可能性もあるし、大量に人を殺すこともできないし、どこにいるかも分からない犯罪者を殺すことも出来ない。
そのような、心配は、デスノートを使用した場合、不要だ。ノートに書き込むことによって、間接的に殺す。直接的に殺そうとする時に起きる弊害を全て吹っ飛ばして、完璧な殺人ができる。だからこそ、この主人公は、次々に、犯罪者を殺したりしたのだろう。くだらない世界に幻滅したとしても、直接的な殺人行為をする人は、めったにいないのだから。
主人公は、正義だから、犯罪者を裁くと言った。では、一体、正義とは何だろうか。
何をもって正義とするかは、人の数だけ意見が違うと思う。しかし、主人公は、自分を正義とする。つまり、自分は、神であるのだから、正しいだと考えるのだ。
これは、大変怖い思想だと思うし、危ない思想なのだろう。現に、次回予告では、気に食わない奴を殺すみたいな、感じになってるし。自分に逆らう奴を悪とするのは怖いことだ。
とか何とか、色々と考えさせられて面白いな。俺の楽しみ方って、ずれてるのかも。
これからも、自分がニートであることを、親にバレナイようにし、仕送りを続けて貰い、ニート生活を円満に満喫しようとしていたはずの佐藤君の生命線が、完全に切られてしまった。なんと、親父がリストラにあってしまったのだ。リストラということは、収入がない。というか、だいぶ前からリストラされていたのに、佐藤君に、以前と同額のお金を仕送り続けた両親は、尊敬に値すると思う。やっぱ、親は偉大よな。
この話は、原作にあったような気がする。といっても、あったのは多分、父がリストラにあったため、バイトせざるを得なくなった佐藤君が、警備員のアルバイトをしたといった内容だったはず。まさか、オンラインゲームのRTM(リアルマネートレード)に手を出す内容が出てくるなんて…、漫画版の佐藤君はとことん駄目主人公らしい。
オンラインゲームといえば、仮想世界で、本当の自分を表現する場だとか、離れた友達と遊ぶための場とか、色々と遊び方があって、楽しみ方も人それぞれだ。本当の自分を表現というのは、「現実世界では、コンプレックスのせいで、何も出来ない」という人でも、自分の内面を何のためらいもなく表現できるということ。だからこそ、ニート的、思考の持ち主には魅力的なのかもしれない。
その仮想世界は、どんな人にも平等である。といっても、皆が同じ強さとかそういうわけではない。何が平等かといえば、「スタートライン」が平等なのだ。現実世界では、遺伝子云々の関係で、生まれた時点で、優れている人間と劣っている人間が決まっていたりする。(その後の努力で何とかなるものもあれば、ならないものもある。)そして、そのような不平等な世界で、一生懸命に生きるのが馬鹿らしいと思う人が出てきて、オンラインゲームにはまるわけだ。単に面白いからはまる人もいるだろうけれど。
今回の場合、佐藤君は、お金稼ぎのためにゲームを始めた。がしかし、ひきこもりであろうとも、それがばれる事がない仮想世界は、佐藤君にとっては、真の桃源郷だった。だから、佐藤君ははまってしまったのだ。結局、RTMによって、お金を稼ぐということよりも、ゲーム内での人間関係に重きを置いてしまい、現実をおろそかにしてしまうという罠に、佐藤君は、はまってしまったわけである。岬ちゃんや山崎と疎遠になってでも、辞められない、そういった、中毒的な症状だ。
ゲーム内でいくら努力しても、現実は少しも良くならない。それは、分かっているけれども、辞められない。そのような状況になるだろう佐藤君を、現実に引き戻すのは、誰なのだろうか。やっぱり、岬ちゃんだろうか。そこら辺が、次回の見所になるのだと思う。
これは、高校じゃなくて、もはや大学じゃないかと思える学校に初めて登校した祐一。で色々とあって、色々な女の子とフラグを立てまくった話だった。
今回も、なんかまったりしてて良かった。
学校で迷子になるなんて、祐一って、意外と萌えキャラなんじゃなかろうか。
「現実には絶対にいないようなキャラ」というのは、Kanon内のキャラのことだと思ったりした。今の萌えキャラなるものより、遥かに破壊力が強いキャラが一杯いるし。
色々なところで言われてるけれど、祐一が言った、「普通じゃない自己紹介」とか狙ってるよな。こういう小ネタは大好きだ。
一回でいいから、あのジャムを食して見たいな。ジャムは見た感じ、蜂蜜にしか見えないんだけどな…。
今回の話は、被害者の家族(落とす側)と犯人(落とされる側)が直接対峙しない話だった。だから、後味はあんまりよくない。相手が分かってこそ、地獄に落として清々するのに、分からないのじゃ、気が晴れない。視聴者は犯人が分かるので、清々するが、あの少女には分からないのだ。
あの家族は今後も、行方不明の妹を探し続けていく。決して、見つかることのない妹を。
あの少女は今後も、自分の失敗を悔やみ続けていく。決して、許す相手がいない罪を。
本当に、欝になる終わり方だった。
なんか、このアニメって、励まされるのか、欝になるのかよく分からないな。
・自分がつらい想いをしても、あの少女よりはマシだから、頑張ろう。
・あの少女って、マジ可哀想。ああ欝だー。
みたいな、
相反する視聴の仕方。
が、政治的な面が絡んでいるなんていうのを、完全に無視して、アニメ単体として見るならば、普通に楽しめた。
2話なのに、1話以上に盛り上がったような気がする。
チェスをするかのように、テロリストを指揮下に置き、ブリタニア軍を撃退していくルルーシュ。このまま、順調にいくのかと思いきや、いきなり、スザクが搭乗している新型ロボット、ランスロットが出てきて、一気に追い詰められる。次々に、テロリスト部隊が壊滅していく描写をうまく描いてるから、緊迫した状況をきちんと出せていて、楽しめた。追われるシーンとか、かなり盛り上がった。特にカレンの、「借りは返した」のシーンが良かったな。
てっきり、ロボットだけで、ドンパチやり合うのかと思ってたんだが、結局、最後はルルーシュのよく分からない超能力で、敵の頭に停戦宣言をさせることで、戦闘が終了した。もしかして、ルルーシュは、自分専用の格好良いロボットには乗らないのか。
途中の、あからさまな、スクール水着描写に笑ってしまった。なんか、耳につけるタイプの新型携帯電話とか、ロボットとか色々、近未来的な物が多いのに、スクール水着だけは変わらないなんて、突っ込みどころがありすぎだろう。