佐藤君よりも最低人間だと思われた委員長の弟さん。
しかし、最終的には、佐藤君よりも早く、社会復帰してしまったのだった。
やっぱ、人間、食べなきゃ生きてはいけない。食べるためには、働かなくてはならない。そういうことだと思う。『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』という小説の中の先生が、ひきこもりというのは結局、甘やかす人がいるから発生するのだということを言っていたけれど、その通りなのかもしれない。ひきこもりであれど、腹は減る。それを食わす人が養っているからこそ、ひきこもっていられるのだ。委員長は良かれと思って養っていたけれど、結果的には、社会復帰を遅らせるはめになったのかもしれない。
委員長にとっても、社会復帰を早める結果になったと思う。ペットを飼っているとか、兄貴を養わなくてはならないなんていう言い訳を使って、自分の境遇を嘆いているのは、ただの依存だ。言い訳ができる存在がいることによって、委員長は、マウスロードを続けることが出来たのだろう。大学に復帰できるかどうか分からないが、岬ちゃん的にいうと、いい方向に向かっているはずだ。
佐藤君は、ネトゲあんどマルチの罠から何とか抜け出して、ようやくエロゲ製作に復帰したようだ。冬コミまで後一ヶ月らしいから、頑張らなくてはならないだろう。しかし、確か、山崎は故郷に帰らなくてはならなくなるのだから、もうすぐ、そういった話になると思う。小説ではあっさり消えてしまった山崎だけど、アニメではどのようなドラマが展開されるのか楽しみだったりする。
そして、山崎の話が終われば、いよいよ岬ちゃんの話に。岬ちゃんを鬱から救えるのは、NHKと戦う佐藤君だ。佐藤君の活躍に、期待しよう。それにしても、結局、佐藤君は、働いてないんだよな。いつのまにか4週間たったことにされてたけど、食費だけ岬ちゃんに浮かせてもらったとしても、何とかならないような気がするんだが。