祐一のスケジュール予定は、これがデフォらしい。休みなく女の子の間を渡り歩く祐一に対して、羨ましいというより、畏敬の念を抱かざるを得ない。
前回と同様で、祐一は実に嗜虐的だな。ホラー映画を怖がるあゆをいじめるなんて…。「めちゃくちゃ怖いって評判のやつだな。失神した客が何人もいるとか、上映禁止になったところがあるとか」「おっと、体が爆発した」とか、祐一は最悪だ。怖がってコートで目を覆ってるあゆの、コートを剥ぎ取るのも、鬼畜、ここに極まれり、って感じだ。あゆは、「うぐぅ~」連発で、可愛いなー。うぐぅの多様なバリエーション集とか、mp3で無いかなぁ。祐一は、あゆのことを小学生の男の子に見える、とか、本当に意地悪だ。だが、「今日は楽しかったよ」と要所要所は押さえてくる祐一は、やっぱり、抜け目が無い。
映画のシーンがやたらと面白かったものだから、その後は盛り下がるのかと思いきや…、別れたはずのあゆがいつまでもついてきてて笑った。一人で帰るのに、そこまでの決意が必要なのか。頑張って帰ろうとするあゆを、「ひゅ~どろどろどろどろどろ~」とかいって怖がらす祐一は酷すぎるな。
真琴はバイトの面接で居眠りしてしまって、落ちたとか。実はか弱い真琴にバイトなんて、させないでくれー。しかし、祐一に、「俺がお前の小遣いを稼いでやる」なんていう甘さがあるわけもなく。それにしても、浴槽一杯に味噌スープを作ったり、寝室にねずみ花火を投げ込んだりする非常識さが、バイトで直るようには到底思えないんだが。
栞の「そんなことする人嫌いですぅ~」がツボに入った。誰を待ってるか分からないとか、意味深すぎる。これとか、秋子さんの「待ってたのかも」発言とか、伏線っぽいのが多い。
次回は、真琴が家出をする話なのかな。これだけ優遇してもらって、家出とかありえないと思わなくも無い。がしかし、居場所がないというのも事実なのだろう。「祐一が必要になる」という言葉が、生きる回になるのかな。