冒頭から、あの空気は何だ…。
C.C.はどうやら、妹を懐柔しつつ、将来を誓い合った仲であるルルーシュとの同棲を希望しているらしい。
あれ? そんな話あったっけ? つか、いつの間に、C.C.が、生き返ってんの? もしかして、俺は、先週分のを見逃してしまったのか。だから、この展開についていけないのか。もしくは、記憶喪失とか…。
とオロオロなってる俺と同じく、ルルーシュにとっても、C.C.の復活もとい同棲希望は想定外のことだったらしい。冒頭からの何秒か、沈黙してしまうルルーシュに、思わず笑ってしまった。
で、コップ割ったりして、頭使ったルルーシュは、C.C.を自分の寝室へと強引に招きいれ、そして、ベッドに押し倒し、上から覆いかぶさるような姿勢をとって、「お前は誰だ」のエロス無しの発言をしてくれた。さすが、策略家。エロスよりも、ブリタニア打倒を優先するわけか。
C.C.は、早くも、ルルーシュの使い方が分かってるらしい。答えたくないことは、ALL無視。さすがのルルーシュもムッとなるが、どうしようもない。
カレンに声をかけられたシーンは面白かった。「この前のバスルームのことだけど…」と、ゼロの電話番号を突き止めようとするカレンに対し、ルルーシュは、学校のだから分からん、とうまくはぐらかす予定だったのに。カレンの後ろで、妙な格好で妙な踊りをするC.C.が…。「あの女ぁぁああっ!!」と拳を握り締めるルルーシュが面白い。そして、「何かあるの? 私の後ろに」と、後ろを振り向こうとしたカレンを、無理やり邪魔するルルーシュは必死だ。この時の驚いたカレンの声は、明らかに、素が出てたよな。「これ、何?」 「何だろう…」のくだりはかなり、笑えた。
スザクは、よく分からないホエホエ~としたピンク髪の女とフラグを立ててた。このピンク女とスザクのデートシーン?みたいなところは、あんまり良くなかったな。気持ち悪いとでもいうんだろうか。何というか、受け付けなかった。特に、ニャーニャーのところ。猫はそんな声じゃねえ!とか、いい歳こいて、猫の声出してんじゃねえ!とか思ってしまったよ。これも、何かの伏線かも分からんけど、「や~め~て~く~れ~」と思いながら見てた。
着替えるC.C.に対して、何の関心も抱かず、ギアスの基本性能について語るルルーシュ。ギアスのことを調べた代償は、とてつもなく大きいが、それを気にしないルルーシュは、悪い奴だなぁ。あの、壁に印つけてた女の子が、精神病院に連れて行かれることになるのに…。
で、キューエルがついに、オレンジこと、我等のジュレミアを討伐することになった。さすがに、あんだけの疑惑があったら、キューエルとしても動かざるを得ないよな。純血派の解体だけは避けたいところだろうし。
そして、追い込まれるジュレミア。「騙したのかっ!」って、何の疑いもなくノコノコと出てくるのが悪いだろ…。「見つけたのか、フアハハハハッハハっ、いますぐいくぞ、マッテイロ!ゼロ!」みたいな感じから一転して、追い詰められたところが面白い。ついに、オレンジえーんど。
と思ったその時、我等の偽善者こと、スザク一等兵が乗るランスロットが到着。やっぱ、ランスロットが出るとシーンが格好よくなるな。次々と、キューレルの軍勢を打ち破るランスロットが、格好よすぎる。
オレンジの「私を助けるのか! 陥れた私を! 名誉ブリタニア人が!!」という言葉で、オレンジ死亡フラグが立ったと予想。多分、物語の最後の方で、敵に取り囲まれ、どうしようもなくなるスザクを、操られること無く、全力で逃がす役をやりそう。
「借りは返させてもらう! お前は、ブリタニア人である私を助けてくれた…。次は、私がお前を助ける番だ! だから、ここは私に任せて逃げろ! 奴らを全力で見逃すのだー!」とか良いながら、スザクを逃がすオレンジ…。そんなシーンがあるのなら、彼のネタキャラ化は、何とか、防げる…のか? いや、やっぱ無理だ。 勿論、ヴィレッタも一緒になって散る可能性高し。「愛しいジュレミアの命の恩人だ。何としてでも逃がして見せる!」みたいな。
なんていう、神展開を、オレンジが繰り広げてくれることを願ってやまない。